いらないモノ、ひつようなモノ

書籍、音楽、そして若干のテクノロジー

jackの設定

今まで、MIDIの接続はaconnectguiでやっていたが、jackでやった方が楽であることに気がつく(ばか)。aconnectをコマンドラインで叩くといいことがあるが、aconnectguiだと、ID見えないしマウスで面倒。

前提

  • MIDIインタフェースをつなげてそこにMIDIキーボードが接続されていること
  • qjackctrlやzynAddSubFx、kmidimon、aconnect、aconnectguiなどがインストールされていること
  • 試している環境は、Ubuntu 9.10 - Karmic Koalaベースのubuntu stuidio。カーネルは2.6.31-9-rt #152-Ubuntu SMP PREEMPT RT

目標

  • MIDIキーボードを弾くとソフトシンセzynAddSubFxから音が出るようにする
  • ソフトシーケンサseq24でマウスでシーケンスを作ったり、MIDIキーボードから入力できるようにする
  • 作成したシーケンスをオーディオファイルに書き出して他のDAWで利用できるようにする

セッティング

  1. qjackctlのsetupダイアログ左下の「MIDI Driver」でseqを選ぶ。qjackctlをquitする。
  2. aconnectguiを立ち上げる(余興のため)
  3. qjackctlを起動して。jackd起動。
  4. acconectguiに線が張り巡らされて、qjackctlが働いていることが分かる。(Announceからqjackctlにつながっているので、qjackctlのMIDIのタブに表示されるのだろうか?)

jackのpatchbayを利用

いつもjackでつなぐ作業におさらばするために、zynAddSubFX,Seq24,MIDIのキーボードをMIDIインタフェースで接続する構成をpatchbayに書き出していつでもそれを読み込んでactivateさせるようにする。

  1. ソフトシンセのzynAddSubFxを起動
  2. seq24を起動
  3. MIDI信号の流れをモニタ(デバッグ用)にkmidimonを起動
  4. qjackctlのpatchbayボタンを押してpatchbayダイアログを起動
  5. 左の「+Add...」ボタンでダイアログが起動、TypeはAudioを選択して、ClientのプルダウンからzynAddSubFxを選択。Add Plugボタンで、out_1,out_2を追加。Name(alias)のテキストボックスにはZynAddSubFxと入力してOKボタンを押す。
  6. 同様にTypeはALSAMIDI Throughを追加
  7. 同様にTypeはALSAMIDIインタフェース(今回はYamaha UW500を利用)を選択
  8. 左側は実は信号のソース。今度は右側に信号が入る側を作る
  9. 右の「+Add...」ボタンで、typeはAudioでsystemと、typeはALSAでZynAddSubFxを

以上が完了したら、次に結線作業。結線は左と右のつなぐものを選んで、下のConnectボタンで結線する。

  1. 左のオーディオのZynAddSubFXと右のsystemを結線。これでZynAddSubFxの音が聞こえるようになる。
  2. 左のMIDIインタフェース(この場合はUW500)はと右のZynAddSubFXを結線。これで、MIDIキーボードの入力がZynAddSubFxに入って弾いた通りに音が出るようになる。
  3. 最後に、左のMIDI throughと右のZynAddSubFXを結線。これで、seq24の出力をZynAddSubFxにつないでシーケンサの出力で音が鳴るようにする。seq24のところで説明するが、各パタンの出力をmidi throughを選択するということが前提になる。