いらないモノ、ひつようなモノ

書籍、音楽、そして若干のテクノロジー

スタージョンやら色々なSFを読み漁った

2ヶ月位でなどを読んでみた小説の一言コメント。まず、シオドア・スタージョンの4冊から。

海を失った男 (晶文社ミステリ)

最近流行のスタージョン。筆力がすごい。タイトルにもある「海を失った男」が一番!でも消費される言葉だな。なぜだろう。

ヴィーナス・プラスX (未来の文学)

想像力がすごいのか、筆力がすごいのか。やはり疑問。なのになぜ読む!?一種のよく出来たテレビ番組みたいなものか?

輝く断片 (奇想コレクション)

最初にこれを読んだ。「ニュースの時間です」が一番。あ、これは他人からアイデアをもらったやつか。さらに読み進むきっかけになった。彼の描くいろんなシチュエーションの根底に何があるのか不明。

不思議のひと触れ (シリーズ 奇想コレクション)

「裏庭の神様」これが一番よかった。「不思議のひと触れ」を素敵っ、と思わないのは歳のせい?彼の小説もいいけど、生き様のほうが興味深かったりして。

さあ、気ちがいになりなさい (異色作家短編集)

フレドリック・ブラウンってなんとなく、スタージョンと系統が似ている。世の中はこういうものを求めているのだろうか?

夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345))

ロバート・A・ハインライン。あ、「ニュースの時間」のアイデアを提供した張本人。古典的名作。本を買ったまま読んでいなかったので。猫がかわいい。以上。

世界の中心で愛を叫んだけもの (ハヤカワ文庫 SF エ 4-1)

ハーラン・エリスンのマスターピース。「101号線の決闘」は有名だが初めて読んだな。「眠れ安らかに」が一番。面白いけど、やはり消費されることを望んで書かれているように感じて仕方がない。そんなはずないんだけど。