いらないモノ、ひつようなモノ

書籍、音楽、そして若干のテクノロジー

androidでcsound6.00.1を動かす

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csoundandroid上で動作させて、リアルタイムで発音させたり、wavファイルをレンダリングすることができる。いくつかの制約や注意事項があるようだ。実際にandroidを振ると音が出るサンプルを作ってみた。

インストール
セッティング
  • メニューボタンから、通常だと環境変数で設定する項目が設定できるようになる。
  • Output directory
    • 出力ファイルを指定するディレクトリ。最初この設定をせずに動かすと動かなくて悩み、引数のファイル名には「-W -o /mnt/sdcard/sample.wav」のようにファイルのフルパス指定をしてしまっていた。
    • まずこれを設定しないとちゃんとファイルが生成されないので注意。/mnt/sdcard/csound/samplesのような指定をする
  • Sample directory
    • csoundで音源ファイルを元にモーフィングなどをする元サンプルファイルを入れて置くディレクトリを指定。/mnt/sdcard/csound/samplesでとりあえずいいか
  • Plugins directory
  • Include directory
  • Analysis directory
    • これらは必要に応じて
  • 実際にファイルエキスパートなどで、/mnt/sdcard/csound, /mnt/sdcard/csound/analysis, /mnt/sdcard/csound/include, /mnt/sdcard/csound/plug-insのディレクトリを作っておくのがいいだろう
リアルタイム発音
  • 原因は分からないがオプションを-odac -d -+rtaudio=nullだと動かない。-+rtaudio=nullをとると動いた。
その他
  • -dのログ表示をサプレスするオプションはなくてもいい。これがもっとも優れた箇所か。ちゃんとデバッグできる。
  • オプコード
    • csound6とあるが、いくつかのサンプルファイルを試してみるとすべてのオプコードが利用できるわけではないみたい。マニュアルには以下のオプコードは含まれていると記述あり
      • signal flow opcodes
      • fluid synth opcodes
      • libstdutil library
      • Lua opcodes
        • 信号処理でも、スコア生成だろうが、Luaのコードを普通に使えるようです。Androidが許しているすべてのシェアードライブラリの機能が使えるのだとりますが、その実体が何であるか。今の時点では私には分かりません。。。

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